貼り箱製造部門
製造機オペレーター（課⻑）
博進紙器が最も得意とする貼り箱は、印刷された紙を製造機で機械的に加工し、立体の箱に組み立てて造ります。機械オペレーターは、製品が変わるたびに型を取り替え、機械を調整し、決められた仕様通りの箱を安定して製造することが仕事です。自分自身も自動貼り箱製造機のオペレーターをしながら、メンバーのサポートと教育を担当しています。
入社2年目の時、精度の高い美しい箱を製造するために会社がイタリア製の製造機を初めて導入し、その機械オペレーターを任されました。社内に使いこなすノウハウがない中で、試行錯誤しながら機械操作を身に着けたことは大きな財産になっています。
大きいサイズや深さのある形状の貼り箱は、機械による製造が難しく、様々な調整を行わないときれいな仕上がりになりません。そうした難易度の高い新しい箱の仕事が入ると、家に帰ってからも仕事が頭から離れないこともありますが、万全に準備したことによって順調に予定した数の箱ができるのは嬉しいですし、新たな経験がまた一つ自信になります。
一見同じように見える箱でも、自分のような製造に携わっている者には仕上がりの違いが分かるものです。機械で製造された箱で、自分たちの技術以上の貼り箱はない、というプライドを持って仕事をしています。博進紙器がこだわってきた美しい箱や、さまざまな製造のノウハウを若い人たちに伝えていきたいと思います。
