一貫生産システム
Consistent manufacturing system

パッケージに印刷するデザインデータは、お客様よりご提供いただくことも、弊社で制作することも可能です。
お客様が制作される場合は、白紙の形状図面データをご用意しお渡し致します。
入稿していただいた印刷データは、色補正やデータ処理を行い、専用回線にて工場に送り、CTP出力（刷版）を行います。
また、ご要望に応じて本紙校正※を行います。
弊社の色校正はすべて実際の印刷機で行い、色校正と完成品の色の差異を防ぎます。
※本紙校正は別途費用がかかることがあります。

UV印刷

弊社のオフセット印刷はUV印刷機で行います。UV印刷は速乾性に優れているため、加工工程での紙の擦れによる印刷面の汚れやキズを防ぎ、また、納期短縮を実現します。

品質管理

印刷の仕上りはパッケージ品質を左右する大きな要素であることから、工場内の温度や湿度、用紙などによる印刷色の変動に対処するため、社内運用の標準ルール（博進CMS）を設け、2014年にはJapan Colorの認証を取得、日頃から印刷品質の向上に努めています。
また、印刷時に生じた微細なキズや汚れを自動検出する高感度カメラの使用のほか、全ての製品に対して一定量の印刷物から抜き取り検査を実施するなどの品質管理を行っています。

環境対応

環境に配慮する取組みの一つとして、印刷インクはすべてNon-VOC（石油系の鉱物油が含まれない植物性インキ）を使用し、「ISO14001」環境マネジメントシステムに準拠しています。

シルクスクリーン印刷（リキッドメタル）

金箔や銀箔のメタリック模様を型や版を使わずに、箔押しとは真逆のエンボス（盛り上がり）形状にて表現できることが最大の特長です。さらに、微細な文字や模様をさまざまな紙に印刷できるので、その使用用途は大きく広がります。

ラミネート加工

表面にフィルムを貼り合わせる加工。
見た目には光沢感やマット感（艶消し）を感じさせ、フィルムの滑らかな手触りも高級な印象を与えます。
また、表面を保護するので耐摩擦性を有し、パッケージ自体の強度も上がります。

箔押し加工

金や銀、パールなどの素材を印刷物に熱圧着する加工。
見た目の光沢感や金属特有の高級感によりパッケージの装飾を演出します。
さらに、指定部分に浮き出し加工（エンボス、凸状）や空押し加工（デボス、凹状）を施すことも可能で、一層プレミア感を持たせることができます。

合紙とは、印刷物や無地の紙を貼り合わせることで、多種多様な加工が可能です。
貼り箱用の生地は、印刷された用紙に芯となる固い厚紙に貼り合わせたものが使われます。

打抜き工程では、抜型を使い、薄紙や厚紙をパッケージの形状に打ち抜きます。
打抜く形はさまざまで、工程①のCADで設計された形状です。

このホームページの「取扱い製品」に掲載されているように、パッケージにはさまざまな形態があり、その形態ごとに製造機械と製造工程が異なります。
当社工場には各種の製造機械やラインを備えておりますが、その約80％の製造機は品質と生産性の向上を目指してカスタマイズされた当社専用のオリジナルマシンです。
紙器専門の製造メーカーとして100年を超す製造技術のノウハウは、さまざまな機械設備やラインにおいて活かされています。

工場内には出荷前の製品保管のための大型の自動倉庫を２基保有し、数十万個規模の大規模な出荷にもスムーズに対応できる体制が整っています。